ドコモのポケット型WiFi端末は現在、Wi-Fi STATIONシリーズが展開されています。
大々的に売り出しはしていませんが、おすすめ ポケットWiFiとしてドコモの通信の安定性と高速通信を実現しているということで高スペックを求めるユーザーに人気となっています。
どちらかといえば玄人の個人や法人が契約するような内容で、他のポケット型WiFiと比較して若干高額です。
このページではドコモのポケット型WiFiは本当におすすめか解説していきます。
ドコモのポケット型WiFi「Wi-Fi STATION SH-54C」
現在、ドコモのポケット型WiFiとして「Wi-Fi STATION SH-54C」が販売されています。
これまでシャープ製のWi-Fi STATIONシリーズが展開され、SH-54Cは2023年に発売され、5G通信も実現しているものになります。
スペックは以下の通りです。
端末名称 | Wi-Fi STATION SH-54C |
通信速度(下り/上り) | 4.9Gbps/1.1Gbps ※5G 1.7Gbps/131.3Mbps ※4G |
端末価格 | 96,800円 |
サイズ(mm) | 約84×157×16.0 |
重量 | 約282g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6) |
参考:https://www.docomo.ne.jp/product/sh54c/
なお、ドコモのオンラインショップでWi-Fi STATIONシリーズを購入することができます。
参考:https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/index.html
ドコモのポケットWiFiは安定かつ他社より高速通信が可能な端末ですが、価格が高いことが最大のデメリットです。auのWiMAX端末では27,720円となっていますので、それと比べると3倍以上の価格となっています。
一括なら9万円以上、月割でも2,300円を3年程度支払いが必要になり、プラスで利用料も必要になるので相当額の支払いが発生する点は注意が必要です。
ドコモのポケット型WiFiの料金プラン
下記の図の通り、ドコモのポケット型WiFiを使うにはeximoのプランに加入することになります。
通常、無制限に使うというニーズが多いでしょうから必然的に3GB~無制限に使えるギガを使い放題のプランになるでしょう。
ドコモの光セット割やdカードの割引があれば最大の割引の恩恵を受けることができ、月額4,928円で使うことができます。
なお、この料金に加え、データ通信を行うオプションを付ける必要があり、実質6,000円程度の料金となります。
すでにドコモのスマホをご利用ならデータシェアも可能なので端末代とオプションのみの料金だけになりますので、お得に使うことができます。
参考:NTTドコモeximo
ドコモのモバイルWiFiを使うメリット・デメリット
ここではドコモのポケット型WiFiを使うメリットとデメリットをお伝えします。
ドコモのポケットWiFiを使うメリット
持ち運びができるモバイル性
ドコモのポケットWiFiは携帯可能な小型ルーターであり、どこにでも持ち運びやすいため、外出先や旅行先でもインターネット接続を利用できます。
ドコモ回線の高速通信と安定性
ドコモは高速で安定した通信速度を提供しており、ポケットWiFiもその恩恵を受けます。特に5G対応の機種では、さらに高速な通信が可能です。
特にドコモの通信速度はauやソフトバンクのポケットWiFiよりも高速で最大4.9Gbpsとなっており、エリアも広く安定した通信を実現しています。
ドコモのポケットWiFiの残念な点・デメリット
料金が他社より割高
eximoのプランはあくまでスマホを利用するプランが基本となっていますので、光セット割などの様々な割引が適用されないと7,000円以上の高額料金となるので注意が必要です。
他のポケット型WiFi専用のプランを展開する事業者なら4,000円台で使うことができるので費用の差は大きいです。
機種のスペックが少し劣る
バッテリー容量と連続利用時間の観点で他のポケット型WiFiと比較して若干劣る点はデメリットです。
ドコモのポケットWiFiについてよくある質問
データ端末代の割引キャンペーンはありますか?
現状、ドコモのデータ通信端末Wi-Fi STATIONシリーズの割引キャンペーンは過去現在ともにありません。
分割払いか一括払いで購入する必要があります。
ドコモのポケットWiFiは無制限で使えますか?
ドコモの料金プラン「eximo」の無制限プランを契約すればデータ通信量は無制限に使うことができます。
料金については少し高額に設定されているので割引制度が利用できるか確認しておきましょう。
なお、低容量プランの料金プラン「irumo」は選択できないようです。
参考:https://irumo.docomo.ne.jp/
auやソフトバンクのポケットWiFiとの違いは?
auやソフトバンクのポケットWiFiとドコモのポケットWiFiとの違いは接続先の回線とデータ通信端末に違いがあります。
いつでもどこでも持ち運んでインターネットに接続できるという点については違いはありません。
回線や端末に違いがあるので同じ場所同じ時間帯に利用するシーンにおいて通信速度は異なるでしょう。
通信速度や接続の安定性、田舎などを含めた広い範囲のエリアで使えるという点についてはドコモのポケットWiFiに優位性があります。
auのポケットWiFi
auのポケットWiFiの代表例はWiMAXです。WiMAXはUQコミュニケーションズ社が提供しているモバイルWiFiサービスで、MVNOとしてビッグローブ他様々なプロバイダーが回線を借りてサービスを提供しています。
UQコミュニケーションズはKDDIの子会社となっていますので、auとしてはWiMAXを売出中というわけです。
ソフトバンクのポケットWiFi
ソフトバンクのポケットWiFiは商標登録もしているようにある意味で本家になります。
本来ポケットWiFiといえばソフトバンクのモバイルWiFiサービスで、他社は厳密にはポケットWiFiではなく持ち運び可能なポケット型のWiFiといえます。
ソフトバンクのポケットWiFiの代表例はワイモバイルです。以前はYahoo WiFiといったサービスでした。
現在はワイモバイルでデータ通信サービスを提供しています。もちろん、auやドコモとはライバル関係にありますのでビジネスで競争しています。
楽天モバイルのポケットWiFi
Rakuten最強プランとして月額980円~の料金プランを展開している楽天モバイルもポケットWiFiを販売しています。
Rakuten WiFi Pocketという製品で楽天ユーザーや新規会員なら1円で購入することができます。
楽天モバイルの回線を使うので他社とはエリアや速度で違いがありますが、安さが大きな特徴になります。
セカンド端末として用意しておくのも良いでしょう。3GBまでなら980円となるので費用負担もかなり少なくて済みます。
ドコモのポケットWiFiを使っている人の口コミと評判
以下はドコモのポケットWiFiを使っている、これから使うか検討している人の口コミと評価を共有します。
いまのドコモのeximo、ポケットwifiいらずだな。
— アトム a.k.a.山下明 (@atom_nkw) July 12, 2024
ドコモのポケットWiFiを使うには通信サービスを契約しないといけません。
ドコモのポケットWiFiなら通信サービスはeximoになり、スマホのプランと同じになるため、テザリングでも使うことは可能です。
通常使いで頻繁に使うならポケットWiFiを契約するほうがスマホのバッテリーの劣化を防げますので、頻度と用途でテザリングを使うかポケットWiFiを使うかを考えたほうが良いでしょう。
今週から地下鉄でソフバンのポケットWiFi入らない。圏外になってるしっかりしてくれ
— ころっけおもち (@korokkeomochi) June 20, 2024
docomo回線は普通に使えるんだよな
同じモバイルルータータイプのポケットWiFi回線でも接続先回線、ドコモなのかau、ソフトバンク、もしくは楽天モバイルを使うのかで通信の安定性は異なります。
一般的にドコモ回線は田舎を含めた山間部でもつながりやすいとされているのでご利用の地域でどの回線が繋がりやすいか、速度が出やすいか確認しておくことも大切です。
まとめ
このページではドコモのポケットWiFiについて解説しました。
ドコモのポケットWiFiを契約する前に確認しておきたい料金プランや端末に関すること、他社のサービスとの違いなどをまとめました。
ドコモのポケットWiFiの契約前に参考になれば幸いです。